昨年の第19回とくしまNPO・ボランティアフェアでの写真です。3メートル四方のテントにテーブルと椅子がセットされたブース内に、能舞台の模型や、能・狂言公演のチラシやお囃子の楽器を並べて当会のPR を行っています。
左側の写真は、能囃子の小鼓の演奏で普段聞くことの少ない小鼓や大鼓、能管(笛)等、音の効果は抜群で多くの人が集まってきます。右側の写真は、お昼の時間帯に各団体のPR時間が設けられ、当会の理事が過去の能
公演の写真の説明や謡の一部を中央のステージで発表している場面です


能管は横笛の1種ですが、竹筒の中に喉という管が挿入されているのが特徴で、同じ指孔で低音と中音ののオクターブが異なる音がを出せ、また笛毎に音律に差があるため笛同士の合奏は出来ない。初心者には音を出すのが難しい楽器ですが、阿波踊りのよしこのを長年やっているという方が、一度吹かせてくれと言って、吹かせてあげたら間もなく音が出せたのには驚いた。大鼓は世界で最も痛い楽器と言われ、良い音を出すのに右手の指で鋼鉄並みの硬い皮を強く叩くことが求められる。大鼓の皮は成馬の背の皮で能公演で3回使えばお役御免となるが、小鼓の皮は仔馬の腹の皮で、毎日鳴らせば1年に1万円づつ値が上がり、親・子・孫・更に曽孫と鳴らし続ければ100万円は優に超えるそうだ!。但し100年を過ぎると強く打てば敗れるので要注意だそうだ。
こんな話を来客と出来るのもこのフェアの良いところです。

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